こんにちは!
RAGTAG福岡パルコ店の井上です!
本日はここ最近でも一番のお気に入りアイテムをご紹介します
CALVIN KLEIN 205W39NYC/¥34,600(税込)/サイズ:38(S位)オンラインショップで見る
205W39NYCは2017年~2019年の三年間のみ存在した、幻のブランドです。
【CALVIN KLEIN】デザイナーのRAF SIMONSがチーフクリエイティブデザイナーとして率いたものです。
アメリカを代表するファッションブランドとRAF SIMONSのコラボレーションは大きな注目を浴びましたが、
顧客層に対してラフシモンズのアート的な商品展開と強気な価格設定がうまくマッチせずに3年間で幕を閉じました。
そんな今回のブランドでは3年間の6コレクションを通して、
アメリカの文化的な背景を題材としたデザインが多く取り上げられています。
その中でもカウボーイを意識させるデザインはブランドのアイコン的な位置にありました。
アメリカ西部のカウボーイたちや開拓者たちの服装の総称とされる【ウエスタンファッション】
ウエスタンとはアメリカ西部を指しますが、19世紀は先住民族が多く暮らす地域でした。
私達がイメージするウエスタンファッション、まず思い浮かぶのは「カウボーイ」だと思います。
しかし「カウボーイ」の文化はヨーロッパで先に発展したものです。
様々な文化的背景を持つアメリカ初期を代表するカウボーイを、アメリカを代表するファッションブランドからアイコニックにデザインする
そんなディレクションをできるのは、ラフシモンズだけだと思います。
長くなりましたが、205W39NYCは現代を生きる服好きとしてチェックしないわけにはいかないブランドという訳です。
今回のアイテムについて、写真とともにご紹介します!
まず全体のシルエット
とてもきれいです。
細身のストレートスラックスです。
ドレスなシルエットですが素材感はポリエステル100%でカジュアルな印象。
ラングラーのランチャーパンツのような素材感です!
ラングラーはウエスタンファッションの中心的ブランドでもありますね!
裾にはこのパンツのイメージを特徴づけるウエスタンな装飾があります。
裾の外側に、ウエスタンブーツの履き口のような曲線があります。
シンプルなパンツですが、裾のディティールのみで一気にコーデの説得力が増してくれるアイテムになっています。
パンツの色に対して邪魔しない色味で、カジュアルなはずの装飾がとても上品に見えてしまいます。
205W39NYCはCALVIN KLEINをラグジュアリーなイメージとしてリブランディングさせる意図もあったので、納得の上品さです。
裾の装飾で裾上げは難しいため、サイズが合う運命のお客様を待っている一着です!
サイズが合うかハラハラ、そんな出会いも古着の魅力の一つだと思います。
一見難しいアイテムですが、さまざまな面で上品さも演出されており
扱いたいテーマをミニマルにまとめられている印象です。
コレクターも多く存在するこちらのブランドのアイテム、なくなってしまう前にぜひ店舗にてお試しください。
お客様のご来店をお待ちしております!