先日、相当な鬱の念と共に思った事があります。
俺はいつまで買い物ベタなんだ、と。
前回のブログでも書きましたが、私は極度の気分屋です。
その時の気分によって着たい洋服のタイプ、スタイルが激変してしまう傾向にあります。
例えば1週間前に気分で買ったものがもうその気分ではなくなって着たくない、みたいな。笑
気分が変わるスパンは様々で、長い時は1年くらい?(全然長くない)、短い時はそれこそ1週間で変わります。
この前も1週間で気分が変わってしまって本当に困りました、本当に。
1週間前にワクワクウキウキして買ったものなのに、1週間後には「要らね〜」ってなる訳ですから。笑
勿論お金持ちではありませんので、ポンポンっと服なんて買えないです。
1週間後に気分ではなくなってしまう事も知らずに、自分がそれをおしゃれに着こなす姿を想像して笑顔でお金を払う訳です。
儚いですね。
では何故そうなってしまうのか考えてみました。
私は色々な物に興味が湧くタチで、様々なカルチャーに影響を受けてきた人間です。
音楽に映画、アメリカの文化、ヨーロッパの文化。
多種多様なものやことに、いいじゃんと感じてしまう好奇心がそうしてしまっているのです。
高いものはいい、安いものはダメ、というような価値観は持っておりませんで、いいと思うものも多岐にわたります。
ですので私のクローゼットには家の近くのリサイクルショップで買った800円のシャツと青山のお店で買った数万円するジャケットが共存しています。
ワードローブに全く一貫性はありません。
これといって基盤となるベースがないので(潜在意識の中で持たないようにしているのかも)、その時の気分によってスタイルが変わってしまうのは不可避かもしれないですね。
もう少し大人になったら落ち着くかなあ、なんて。
期待ばかりして、自分自身に裏切られ続ける人生を送ってきたけど、折れずに強く生きよう。
となんだか今にも終わりそうな雰囲気が出てしまいましたが、本日も私が欲しくてみなさまにもオススメしたいものをご紹介いたします。
CELINE/サイズ44/¥159,900(税込) オンラインショップで見る
ご存知、エディ・スリマン率いる新星CELINEの御品物になります。
入荷してきた日には思わずクラッと目眩もしてしまうほどに、このジャケットの美しさにやられてしまいました。
エディは私も敬愛するデザイナーの1人で、彼の作るCELINEはフレンチをベースにしたエレガンスを表現していると私は感じています。
(「エレガンス」「エレガント」って大好きです。
いい言葉だなってずっと思ってます。)
ゴージも低めでやや小ぶりなピークドラペルです。
ナポリのサルトとはまた違った魅力がありますよね。
インパクトのある厚めの肩パッドが入っていますし、全体の生地にも芯地がしっかりと入っております。
昨今、アンコン仕立てで肩パッドが入っていないもの、芯地も限りなく薄いものであったりと着やすく汎用性の高いものが増えていた傾向の反動か、
やっぱりこういった構築的で立体感のあるクラシックなジャケットの方が、「カッケーなあ」と脳の中枢から思いますし、
着ていて背筋が伸びると言いますか、自分を正してくれるものかと思います。
着ていて動き易い、というような事は全くもって無いですが、逆にそれがいいんじゃないかなと強く思います。
物が溢れ、便利過ぎる世の中になっております。
楽を優先する人生ってつまらないですし、得られる事も多くはないと思います私は。
「敢えて」が私は好きです。
(ただの天邪鬼か?)
不便なものを使ってみたり、着にくい洋服を着てみる。
そうすることによって現代人ではあまり感じ得ないクラシックな風景・文化を想像する事が出来るのではないかと思っています。
フロントボタンを閉めている状態ですと分かりやすいですが、ウエストは程よくドロップしてあります。
モダンですね。
エディを感じます。
クラシックなだけじゃないよ、ってこの後ろ姿が言ってます。
本当にバランスいいな。笑
やっぱり男は背中ですね。
欲しいな〜。
穴の開いた空色のジーンズに、何百回と洗濯してネックがヨレヨレの白Tなんかで、肩肘張らずにノンシャランに着てください。
でも足元はしっかりメンテナンスのされているカーフのローファーがいいかも。
それか、ややシュッとしたチェルシーブーツでも良いですね。
それかそれか、ちょっと汚れてるコンバースのハイカットとかでも良いな〜。
想像しただけでヨダレが垂れてきそうな。
是非お店にいらしてください。
決して安くはない御品物ですから、是非私にお手伝いさせていただければ嬉しいです。
みなさまのご来店を首を長くしてお待ちしております。