みなさん、こんにちは
なんばパ-クス店の服部です。
最近は夏の暑さも少しづつ和らぎ、秋が近づいてきましたね。
段々と次の季節に向けた衣替えを始めた方も多いのではないでしょうか。
今回は今年の秋冬のコレクションでも多く見られた、
ニットのおすすめアイテムをご紹介させていただきます。
MAISON FLANEUR/¥23,100(税込)サイズ48(L位)オンラインショップで見る
こちらのブランドはMAISON FLANEUR(メゾンフラネウール)というイタリアのブランドです。
その品質の高さから、『Maison Margiela』や『HERMES』といった、世界的人気を誇るブランドの、
ニットアイテムを手掛けるなど、世界的に評価の高いブランドです。
元々はファクトリーブランドという形式で、オリジナルのアイテムを生産、販売を行うことはありませんでしたが、2015年の秋冬からコレクションをスタートさせ、
現在では『BEAMS』などの有名セレクトショップでも展開されるようになりました。
ブランドのテーマとして、「芸術道楽」や「遊歩者」といったキーワードを掲げ、
移りゆくどの時代の中でも、アイデンティティを残し、それでも洋服だけが独り歩きしないような、
着る人物や人物に馴染む服つくりを行っています。
2016年の春夏に展開されたこちらのニット、特徴的な胸元の羽が施されたポケットに目を奪われます。
同シーズン、他にも、Tシャツやハーフパンツに異る鳥の羽をワンポイントに加えていたのが印象的でした。
ポケット部分には雉(キジ)の羽を付け加え、一見シンプルなニットに、
アクセントの効いたデザインに落とし込んでいます。
また、羽部分はスナップとなっており、取り外しも可能、1枚で着る時は付け、アウターなどを重ねる秋冬の時期には外してシンプルに着こなせる、便利なアイテムです。
一見目に入る胸元のデザインですが、MAISON FLANEURの最大の魅力は、
生地とその生産工程にも詰まっています。
イタリア、ヴェネト州にある小さな工房で生産を行い、
今では世界的にも数の少ない、ヴィンテージの手動編み機によって生地を編んでいるため、
膨大な時間と労力を要します。
現在技術の発達により、こういった工程を踏む必要はなくなりましたが、
手動と全自動の機械による編みでは、生地そのものにかかる負担が自動と比べ少なく、
非常に肌触りのいいソフトな生地感を実現しています。
こちらの編み方はインターシャ編みと呼ばれ、ジャガード編みなどに比べると、異なる色糸を使っても糸の重なる面が少なく、平面に編む事ができ、生地の厚みや、重みを軽減してくれます。
時間のかかる工程ながら、胸元のポケットにも同じインターシャ編みのポケットが隠れており、
アイテム作りに一切の時間を惜しまない、こだわりが感じられる粋なディテールです。
また、アームのシームを表面に出し、インサイドアウトなデザインを施すなど、着心地と、さりげないデザインのこだわりが両立しており、魅力的です。
首元はクルーネックながら、ゆったりと、ボートネックより小さく、こなれ感が演出されています。
ゆとりをもたせたながら、極端な分量にはせず、どの時代にもマッチするアイテムです。
軽手でコットン100%のボディによって、真夏以外の3シーズン活躍でき、
これからの時期も重宝できるため、おすすめです。
いかがでしたでしょうか?
なんばパークス店おすすめのアイテムは、まだまだございます。
前回ご紹介させていただいたブログはこちらからもご覧いただけます。
他にも様々なブランドアイテムを豊富に取り揃えておりますので、
是非、店頭にお越しくださいませ。
みなさまのご来店、心よりお待ちいたしております。