こんにちは、渋谷店の遠藤です。
本日ご紹介するブランドは日本人デザイナー、玉井健太郎が手掛けるブランド【ASEEDONCLOUD】です。
19世紀後半から20世紀初頭のワークウェアをベースにしたデザインが特徴的ですが、よくあるワークウェアの再解釈ではなく、デザイナーの空想から生まれる短い物語が毎シーズンのテーマとなっており、ファンタジーな世界観を交錯させたユニークな服作りが魅力のブランドです。
本来、ワークウェアは着用者の職業や生活と密接に結びつくもの。
ASEEDONCLOUDの物語に登場する人々は、一風変わった不思議な仕事を生業としています。
例えば、代表的なコレクションとして語られる2010年秋冬コレクションのテーマ「服育師」。
ここではないどこか辺境の村で、服についた種を植えて、服を育てている人たちがいる、という空想から生まれたコレクションです。
服育師は5人の集団で、種を撒いて水をあげる人、出てきた服を収穫する人、収穫した服を洗濯する人、うまく育たなかった服を直す人、育った服を町に送る人、という5つの職業に分かれています。
それぞれが着る制服は、職種によってポケットのデザインや大きさが違っていたり、洗濯担当の人は神経質な気質なので、常に眼鏡を拭けるようにカフス裏にディアスキンが付いていたりと、着る人の職種や性格に合わせたディテールが施されています。
ここまでしっかりと物語とコンセプトが作り込まれたブランド、なかなか珍しくておもしろいと思いませんか?
繊細でユニークな服作りは、他にはない、ジャパンブランドならではの魅力です。
本日はそんなASEEDONCLOUDより、渋谷店に入荷いたしましたベストをご紹介いたします!
ベスト:ASEEDONCLOUD/¥8,800(税込)/サイズ S オンラインショップで見る
シャツ:PORTER CLASSIC/¥16,800(税込)/サイズ F オンラインショップで見る
スカート:EGG/¥29,800(税込)/サイズ F
ユニセックスでお使いいただけるASEEDONCLOUDのストラップベストを使って、ブランドの世界観に合わせた天然素材のアイテムでスタイリングしてみました。
なんと言ってもこのベストの特徴はポケットのデザイン。
両サイドのフラップポケットの他に、ここにも...
そして、ここにもポケットが。
皆さんは、このデザインからどんな職業を想像しますか?
特に、背中のポケットには何が入るのでしょうか...。いろいろと想像が膨らみます。
作られたストーリーを着こなすのもおもしろいですが、自分だけの物語を想像しながら、ちょっとしたコスプレ感覚でお洋服を楽しむのも、ファッションの醍醐味ではないでしょうか。
RAGTAG Onlineには他にもASEEDONCLOUDのアイテムを掲載しております。
ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。