【GUCCI】GUCCI GANG

こんにちは!銀座店の村藤です。いつもrt銀座店のブログをご覧いただきましてありがとうございます。

突然ですが、みなさまはGUCCIをご存知でしょうか。

すみませんでした。勿論ご存知ですよね。ファッションが好きな方も興味のない方も関係なく、多くの方が名前を聞いた事があると思います。

そんなラグジュアリーブランドの筆頭でもあるGUCCIから、日本発祥の洋服とも言われるスカジャンのご紹介です。

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GUCCI/¥99,600(税込)/サイズ48(L位)

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スカジャンと言えばスーベニアジャケットとも呼ばれ、横須賀周辺に駐留したアメリカ兵士たちが自分のジャケットに鷹や虎、龍などの刺繍を入れ、お土産として持ち帰ったのが始まりだそうです。

スカジャンというアイテムは一歩間違えればチンピラ感や下品さが出てしまう物ですが、そこは流石のGUCCI。ラグジュアリー感を損なわず、スカジャンを自らの世界観に落とし込んでいます。

そんなクリエイションが可能なのはデザイナー「アレッサンドロ・ミケーレ」だからこそでしょう。

ミケーレのGUCCIは、過去にトム・フォードやフリーダ・ジャンニーニが作り上げてきた、趣味が良くエレガントでセクシーなGUCCIとは一線を画すものです。

今までのエレガント・クラシカルといったラグジュアリーブランドの殻を打ち破るような、ヒッピーやアメカジを意識したヴィンテージテイスト。なのに超現代的、デコラティブで混沌としたGUCCIは世界中に多くのファンを生み出し続けています。

こちらのスカジャンはそんなミケーレのGUCCI を正に体現しています。

エレガントなラグジュアリーアメカジと「ジャポニズム」を融合。

施された刺繍はどことなくオリエンタルな雰囲気が漂うものばかり。光沢のあるシルクの質感も着物を連想してしまいます。

「グッチ流ラグジュアリーチンピラstyle」の完成です。

前置きが長くなりましたが、それでは詳細を見ていきましょう。

メインカラーはサックスブルーとパーシアンレッド。どちらも少しくすんだような暗めのお色です。

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右胸元には秘密結社、フリーメイソンの様な怪しいワッペンが。

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両腕にはフランス語で「L'Aveugle Par Amour」。

直訳すれば「愛に目が眩んだ人」、ありふれた言葉で言えば「恋は盲目」

情熱的なミケーレらしい言葉です。

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背中には美しくも不安になる様な退廃的な儚さの花達が鎮座しています。

絶妙な大きさや配置、配色ですがミケーレの見るジャポニズム、侘び寂びでしょうか。

「侘び」の時間の経過による汚れや傷などの不足から、変化が織りなす美を見出す心持ち。                
「寂び」の閑寂さの中からおのずと感じられる、美しさや趣などの奥深さや豊かさ。

どちらもこの花の佇まいから感じ取れる様な気がします。

前から見た時と後ろから見た時の印象が大きく異なりますね。前面からは燃える様な情熱や強い意志を。背中からはその影に潜む不安と繊細さを感じ取れます。

人間は表裏一体。見えることだけが全てではないと言うミケーレのメッセージでしょうか。

スカジャンの派手さはありつつも色使などのデザインにや品の良さがあり、装飾が抑えられているのでスタイリングは意外と難しくないと思います。

王道に白Tとデニムでシンプルに合わせてスカジャンを主役にするのも良し。

GUCCIぽさを出すなら、インナーに花柄やチェック柄の派手目なシャツや黄色や赤色などの明るい色のTシャツを合わせるのがおすすめです。

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Tシャツ:CELINE/¥34,600(税込)/サイズS

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パンツ:lucien pellat-finet/¥9,200(税込)/サイズ32(L位)

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ヴィンテージ感のあるアイテムであれば基本的に合うでしょう。

スカジャンの派手さを無理に抑えようとしない方が良いと思います。どうせなら派手に行きましょう。

ここまで読んでくださった辛抱強いみなさま、本当にありがとうございます。少しでも新生GUCCIとアレッサンドロ・ミケーレの素晴らしさを感じていただけたでしょうか。

正にラグジュアリーストリートと言ったこちらのスカジャン。是非店頭でお試しください。