みなさまこんにちは。やはりモードブランドが忘れられない村藤です。
前回のブログでは新境地の開拓を決意していたのですが、やはり忘れられず戻ってきてしまいました。
ですので、モードといえば?のブランドDRIES VAN NOTENを今回はご紹介させていただきます。
前回のブログも宜しければ是非ご覧ください。
普段はあまり時候の挨拶をしないのですが、桜も散り春風が心地よい...どころか少し暑いという日も増えてきました。
各ブランドでも続々とデリバリーが始まり、夏に向けて洋服の準備を着々と始めている方もいらっしゃるかと思います。
素材感で遊んだり、温かい季節らしい明るい色を取り入れられる季節ですが、シンプルになりがちでもありますよね。
そんな時は一点突破。シンプルでもアイテムの個性を前面に押し出すのは如何でしょうか。
今回はそんな個性溢れるアイテムをDRIES VAN NOTENから二つご紹介いたします。
まずはこちら。2020年春夏発売のショートパンツです。
DRIES VAN NOTEN/¥26,400(税込)/サイズ S
左裾に映えるプリントは写真家や映画監督として活躍する蜷川実花と、グラフィックアーティストのYOSHIROTTENが17年に発表したアートジン「NEW NOIR 2」から。
同ブランドがコレクションで日本のアーティストとコラボレーションしたのは今回が初めて。
一度見たら忘れない極彩色の中に、不気味ながらも毒のような抗えない魅力を持つ蜷川実花の世界観をYOSHIROTTENがコラージュでアレンジ。
反骨精神溢れる美意識と知的な感受性を兼ね備えるDRIES VAN NOTENの世界観と見事な調和を見せています。
シルエットは少し太めのハーフパンツといった具合。サーフパンツのような、漢らしい無骨さの中にエレガンスさを感じるのは、テキスタイルにこだわられているからこそ。
20年発夏のテーマは"原型の可能性"。男性の勝負服に含まれる様々なテイストを、男性の魅力をクラシックの中に上手く引き出しています。
シンプルなTシャツに合わせてパンツを際立たせても良いですし、かっちりシャツやジャケットと合わせるのもおすすめです。
お次は2021年春夏発売のクラッチバッグです。
DRIES VAN NOTEN/¥31,900(税込)/サイズF
こちらのグラフィックはキネティックアートや実験的な映画、ダイレクトシネマで知られるニュージーランドの芸術家、レン・ライとのコラボレーションです。
キネティックアートとは動きを取り入れた芸術作品のこと。
静的な平面を錯視を利用し動的に見せたり、実際に動くものもあります。いわば動きの美学を追及するアート。
そんな彼の作品にインスピレーションを見い出した同デザイナーは、鮮やかな色彩のコントラストと動きをテーマに21年のコレクションを発表しました。
お時間があれば是非見ていただきたいコレクションですが、こちらのバッグでも存分に楽しめます。
サーモグラフィを通したかのようなヴィヴィッドな色彩のグラフィックはまるでDRIES VAN NOTENのよう。
レン・ライに自らの得意とする色彩の美学に近い物を感じたのでしょうか。
素材はリアルレザーではなくフェイクレザーですが、高級感のある質感でそうとは思わせません。
今でこそ不人気なクラッチバックですが、此方はデザインが効いているのでモードな印象を強く受けます。
スタイリングにアクセントを入れたい方にお勧めです。
オールブラックなスタイリングに差し色で入れれば映えること間違いなしです。
これぞDRIES VAN NOTENという二つのアイテム、どちらも単体でスタイリングを一段階上げてくれるでしょう。
シンプルになりがちなこれからの季節、色彩に溢れたアートを取り入れるのは如何でしょうか?
一つ一つのアイテムが目立つ季節だからこそ、差別化できるチャンスです!
たまプラーザテラス店では他にも春夏らしいアイテムを沢山取り揃えていますので是非一度遊びにいらっしゃってください!