【WTAPS】あるべき服

いつも心斎橋店のブログをご覧いただきましてありがとうございます。

そろそろ春服が着たい今日この頃、新しいファッションが始まる季節。

今日はRAGTAG心斎橋店でもコーナー展開をしているおすすめブランドを1つご紹介します。

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WTAPS /スモックコート/¥78,100(税込)オンラインショップで見る

フランス軍M-47タイプの生地を再現したミリタリーサージ使用のスモックコートです。

M-47とはその名の通り1947年~50年代にかけて大戦後に採用されたコットン素材のジャケットとパンツのこと。

あのマルタン・マルジェラがフランス縫製技術の高さを世界に知らしめるためにランウェイでモデルにM-47のパンツを裏返しにして穿かせたというエピソードはファッション好きには有名な話ですね。

そのM-47に使用された度詰めのハリ感のあるコットン生地をWTAPSが再現しています。

こういうこだわりがWTAPSの神髄。そして言わずもがなのオリーブドラブカラー。男は黙って...。迷ったらこのカラーを選ぶべし。

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ブランドのロゴは大人心を擽るピスタグ(挟みタグ)、リーバイスをはじめ多くのワークブランドが取り入れるアメリカブランド好きに刺さるディティールも魅力。そしてピスタグが少し大きいところも、今の気分です。

スモックとは汚れを防ぐために洋服の上に羽織る作業着のこと。M-65フィッシュテールコートをベースに細かいディティールデザインはできる限りそぎ落とし、武骨な素材と計算されたオーバーサイズシルエットを引き立たせた潔いアウター。

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裏地は保温性の高いキルティング仕様、よく見るとステッチワークは通称「へちま」と呼ばれるアメリカ軍のM-65のライナーに使用されたディテールで再現しているのも嬉しい。

何よりも他には無いこのコットンサージ生地は着用を繰り返すことでの経年変化を楽しめること間違いなし。オンラインストアで

デザインだけ見て買う服ではなく、必ず素材の良さとシルエットを自分の目で確かめて欲しい、本当のいい服。

極めつけは、バックにWTAPSと一目でわかるクロスボーンのシルクスクリーンプリント。このプリント版の大きさも裏原世代にはツボかと。

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WTAPSのブランドコンセプトは「placing things where they should be」

~あるべきものをあるべき場所へ~

数えきれないほどのファッションブランドが存在し、ネットで一言の検索だけで無数の服がヒットする世の中、常に新しいブランドやデザインの洋服を追い求めることがファッションを楽しむということではなく、すでに存在する完成されたデザインや衣類に目を向けて自分なりのスタイルを追求することこそがファッションの神髄なのではないか?と私は思っています。

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WTAPSはアメリカのミリタリーウェアに着想を得てデザインされた所謂「アメカジ」ブランド。

数あるアメカジブランドの中でも1996年のブランド設立以来ずっとファンの心を魅了する所以は、WTAPSを手掛けるデザイナー西山轍のアメカジへの偏屈な愛と、自身のライフスタイルに重ねた服作りの賜物。

手掛ける服に派手さや華やかさは無く年齢を重ねた男性が身に纏うことでより内面性の魅力を引き出してくれる。

だからこそブランド設立から30年間同じスタンスでモノづくりをして愛され続けている。

あるべきスタイルに気がつき 立ち返る喜び。

そんなファッションの醍醐味をWTAPSから感じてください。