みなさんにとってBOTTEGA VENETAってどのようなイメージでしょうか?
約10年前、私はRAGTAG神戸店に入社しました。
当時RAGTAGは関西第一店舗である心斎橋店(その時はアメ村BIG STEP1階にありました)に続き、神戸店がOPENしたばかり。
カジュアルでアバンギャルド、トレンド感のあるイメージ、店内もブラウンを基調としたウッド調であった心斎橋店と差別化するように、神戸店は上質でラグジュアリー、長く使える普遍的なアイテムが床や壁が真っ白な洗練された内装の空間にずらっと陳列されていました。
なんの知識もない私が初めてBOTTEGA VENETAを知ったのはその時でした。
当時のBOTTEGAのイメージは「職人の手仕事」「シンプルでベーシック」「上質な素材」という現在と変わらないものではありましたが、唯一違ったのは自分よりも『年上の人が持つイメージ』で『昔堅気』
トレンドに敏感であった20代前半の私は自分自身がほしい!持ちたい!と思うことは正直ありませんでした。
月日が経ち、現在。
トレンドの先駆的ポジションを走り続けるブランドの一つとなり、こんなにもイメージって変わるものなんだなとびっくりしています。
それまでのイメージを変えたのが2018年にBOTTEGAに就任したダニエル・リー
若干32歳。ファッション業界ではとても若い年代での老舗メゾンのデザイナー抜擢は当時すごく衝撃的でした。
前ディレクタートーマス・マイヤーがしっかり築きあげてきた最高の職人技術と最高の素材をベースに、
ロゴを全面には出さないシンプルなBOTTEGAのデザインエッセンスを現代的に昇華させ、
リニューアルした#NEWBOTTEGAは現在説明不要のブランドとなりました。
そんなダニエル・リーの代表作をいくつかご紹介いたします。
THE POUCH(ザ・ポーチ)/¥183,000(税込) オンラインショップで見る
THE CHAIN POUCH(ザ・チェーンポーチ)/¥158,000(税込) オンラインショップで見る
2019年ダニエル・リーがデビューしたコレクションで発表したバッグです。
現在も勢いが衰えないロゴブームのなか、ロゴを一切あしらわないミニマルなデザインは即座にヒットとはなりませんでしたが
世界中のファッショニスタからの支持を集めてじわじわと人気に火が付き、現在ではサイズやカラーのバリエーションも増え、アイコンバッグの一つとなっています。
このグリーンもダニエル・リーからスタートしたカラー。
BOTTEGAといえば思い浮かぶ、青々とした植物のような生命力を感じるこのグリーンも現在はショッパーに使われるほど定番カラーになっています。
ビビットでファッションに取り入れにくく感じられるかもしれませんが、意外にもどんなカラーともマッチする癖のない色なのも人気の理由です。
CASSETTE(カセット)/¥69,800(税込) オンラインショップで見る
その名の通りカセットテープのように四角いフォルムのバッグ。
ブランドを象徴するイントレチャートと呼ばれるレザーの編み込み技法を大きくすることによって現代的でモダンな印象に仕上げています。
ショルダーバッグから始まり、ザ・ポーチと同じように素材やカラーやデザインのバリエーションも増えていきました。
2021年ディレクターにマチュー・ブレイジーが新たに就任し、BOTTEGA VENATAはまた更に進化を遂げるのでは?とわくわくしています。
RAGTAGは新旧様々な年代のデザインが一つのショップに混在しているので、デザイナーの変化に伴って変わりゆくブランドのイメージやデザインなどいろんな角度から楽しめるのも魅力の一つだとおもいます。
店頭にあるBOTTEGAの写真を掲載いたしましたが、このブランドは見るだけでなく実際さわっていただいて、この肌に吸い付くようなしっとりとしたレザーの質感もぜひ体感いただきたいです。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。店頭でお待ちしております。