
SPECIAL INTERVIEW ~長畑 宏明×横澤 琴葉×小山田 孝司~
RAGTAG × 246st.MARKET
今回246st.MARKETに参加した10名のクリエイター。
その中からプライベートでも仲のいい、デザイナーの横澤 琴葉さん、スタイリストの小山田 孝司さん、編集者の長畑 宏明さんの3名がRAGTAG渋谷店で、古着や246st.MARKETについて話し合いました。

Profile
長畑 宏明
編集者
1987年大阪府生まれ。2014年にインディペンデントファッションマガジン『STUDY』創刊。2022 年9 月に2 年ぶりとなる最新号『STUDY9』を発表。ライター、エディターとしても活動している。

Profile
小山田 孝司
スタイリスト
1985年生まれ。ドレスメーカー学院 ファッションビジネス学科卒業。在学時よりファッションディレクター山口 壮大氏に師事。卒業後、後藤 慶光氏と共に高円寺キタコレビル内に古着屋「はやとちり」をオープンする。2010年より、スタイリストとして活動。
- Koji Oyamada | 小山田 孝司
- https://kojioyamada.com/

Profile
横澤 琴葉
デザイナー
1991年愛知県生まれ。アパレル企業にてデザイナーとして勤務。退職後、2015年よりkotohayokozawaをスタート。2018年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞に選出。2020年に毎日ファッション大賞「新人賞・資生堂奨励賞」を受賞。
- kotohayokozawa
- https://kotohayokozawa.com/
index
-古着やRAGTAGに対するイメージを教えてもらえますか?

長畑 僕らの世代では、二次流通といえばRAGTAGっていうところがまずあります。今だと古着を扱う店も増え、メルカリなどのWEBサービスもあるけれど、RAGTAGは特にハイブランドに強いイメージがありますね。
横澤 私は名古屋出身で、服はもちろん生活用品なども二次流通市場が盛んでした。その中でもRAGTAGはクリーンで管理がしっかりしていて、モノの価値を大切にしているなぁという印象を持っています。
小山田 高校生の頃からファッションにハマっていたので、RAGTAGをはじめ、多くの古着屋さんに通っていました。現在のスタイリングの仕事でも洋服や小物などを古着屋さんで探すことはかなりありますね。
長畑 二次流通がここまで市民権を得ていなかった時期からあるRAGTAGの存在は大きいですよね。ここに来ればどんなブランドが人気があって、市場が盛んなのか、リアルなファッション事情もわかりますから。そういえば小山田さんとの最初の出会いは原宿の古着屋さんでしたね。
小山田 高校生の頃はファッション雑誌のスナップなどを読みこんだり、古着屋マップをチェックして片っ端から通っていました。おしゃれな人が着用したアイテムを手に入れたくて、いろいろなお店で探していました。
横澤 私も中学生ぐらいから古着屋さんに通っていました。名古屋の大須エリアには古着屋さんが集まっていて、新品とミックスして売っていたりしていて、欲しいものがあれば必死で探して着ていましたね。
-お互いの仕事に対してはどのような感想をお持ちですか?

小山田 今回のセレクトを見るとそれぞれのキャラクターや好きなものがハッキリ出てますよね。ヒロアキ(長畑)なんて、選んだものを着ている姿が浮かぶもん。共通の友達がやっていた古着屋で出会ってから、仕事仲間でもあるし友人でもあるので、大事な相談なんかもする関係性です。
長畑 小山田さんと最初に会ったのは15年ぐらい前なんですけど、ファッションのインパクトが強くて、特に服の合わせが上手いなって印象でした。派手な服をリアルクローズに落とし込む術が凄くて、ファッションに対しての常に前向きな姿勢に感心しています。
横澤 私は学生時代に読んでいた雑誌のスタイリングやクレジットで小山田さんを見ていたので憧れの存在。私のブランドのスタイリングでもその手があった!っていう気持ちにいつもさせてもらってます。
小山田 横澤さんとの仕事は自由で楽しいし、いい緊張感があります。kotohayokozawaは街を歩いていてもお洒落だなって思う人が着ていますよね。
長畑 世代で括れないブランドで、存在感が抜きん出てますよね。コトハ(横澤)さんは若いけれど服作りのキャリアが長いし、アーティストの面とファッションビジネスの部分との共存がしっかりできている稀有なデザイナー。だから他のブランドとのコラボレーションもすごくいい感じになるんだと思います。
-246st.MARKETに参加した感想はいかがですか?

長畑 その服を最初に買った人がエラい!っていうのをまずは言っておきたいですね。例えばアレッサンドロ・ミケーレのGUCCIのアパレルラインを買う人って、相当ファッションにのめり込んでないと買えないはず。ファッションではオーディエンスが重要ってことを改めて意識させられましたね。
横澤 デザイナーの立場としては、一度人の手に渡ってまた二次流通の市場に出てきて、新たな人の手に渡っていくということは勇気をもらえるんです。売れるアイテムだけでなく新たなチャレンジをする際の後押しにもなってくれますから。一緒にセレクトした皆さんのラックのラインアップが構成されていく内容を見ているのも面白くて、新たなコミュニケーションが生まれた気がします。
小山田 最初はこれ見たことあるなぁなんて思いながら選んでいましたが、じっくり見ていくうちに、知らなかったブランドやまだ実物を見たことのなかった服の発見が多くあり、刺激を受けました。参加してよかったですね。
-今後のRAGTAGに期待することを教えてください

横澤 自分のブランドのオフィシャルな二次流通も考えたいのですが、回収や管理や値付けなどが難しい。その部分のサポートなどを一緒に考えていただけるとハッピーだなぁと感じています。
小山田 初めて商品センターを訪れて感動した部分がたくさんありました。商品センターを定期的に解放したり、RAGTAGならではのイベントなども続けて企画してもらえると嬉しいですね。
長畑 ファッションの二次流通を築いたRAGTAGには、市場価値の高い人気ブランドだけでなく、まだ掘り起こされてないブランドに光を当ててもらい、もっとメディア的に発信していってもらえると嬉しいと思います。
実施概要
246st.MARKET×RAGTAG 『GARAGE FOR FUTURE』
日程:11月2日(水)~11月6日(日)
開催時間:11:00~18:00 ※最終日は17:00まで
会場:ワールド北青山ビル1F
東京都港区北青山3丁目5番10号
<イベント特典>
ご来場者全員に『RAGTAG店舗で使える500円クーポン』をプレゼント!
1点以上ご購入でさらにプラス500円のクーポン、22,000円(税込)以上ご購入の先着100名様に『mana. ORGANIC LIVING エコブラシ』をプレゼントいたします。
<11月8日(火)オンライン販売スタート!>
セレクトアイテムがオンラインショップで購入できます。ぜひご覧ください!
すべてのセレクトアイテムを見る>
<お買い取りも承ります>
会場内では、お客様にお持ちいただいた洋服やファッション雑貨のお買い取りも実施いたします。
大切に着た洋服を次の人の手へ。RAGTAGスタッフがお預かりした上で、査定いたします。
STEP1:お手持ちの洋服・ファッション雑貨を会場にお持ちいただき、買い取りブースへ
STEP2:会場にてスタッフがお預かりし、後日、査定結果をWEBにてお知らせ
STEP3:ご指定の口座へお支払い
<プレス&フレンズデー開催!>
日程:11月1日(火) 17:00~19:00
イベントに先駆けて商品を購入できるほか、クリエイターのみなさんも参加予定!抽選で40組80名様をご招待いたします。商品はすべて1点もののため、セレクトアイテムがすべて揃った状態を見られるのはこの日だけ!
来場ご希望の方は、下記の応募フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/R7hPjtU9aT3aZshm6 ※受付終了しました。
応募締め切り:10月19 日(水)まで
応募者多数の場合は抽選とさせていただき、抽選結果は10月21日(金)にご当選者様へのみメールでお知らせいたします。
※お一人様ご応募は1回のみ。ご当選された場合は1名まで同伴が可能です。
※当日は取材メディアによる写真・動画撮影が行われる予定ですので、会場にお越しのお客さまが映り込む場合がございます。