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[Maison Margiela]を語るうえでは欠かせない名品
Buyer's VOICE
みなさまこんにちは!
今回は、世界中のファッションラバーを魅了している[メゾンマルジェラ]の逸品として、長年の定番アイテムである “5ZIP ライダースジャケット” と “ドライバーズニット” を紹介いたします!

Profile
KASAHARA
WEB買取チーム / バイヤー
MADE IN USA、MADE IN JAPANの衣類が好きで、ずっと変わらないデザインやルーツのある男心をくすぐるアイテムを好んで着用しております。 好きなブランドはCHROME HEARTSやALDEN。よろしくお願いいたします。
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[メゾンマルジェラ]とは

[メゾンマルジェラ]は1988年にマルタン・マルジェラによってパリで創業されたブランド。
2008年にひっそりと引退した後もマルタン・マルジェラが指定したデザイナーズチームが手掛け、2014年からはジョン・ガリアーノがクリエイティブディレクターに抜擢されました。
初期からの代表作はそのままにマイナーチェンジを繰り返し、現在も男女共にファン層を拡大し続けています。
脱構築やデストロイ加工など「アンチモード」のアイテムも人気がありますが、私自身は、[メゾンマルジェラ]のミニマルで普遍的なアイテムの方が好みです。
10年、20年と重宝できるアイテムは、私の生活の中で欠かせないものになりました。
“5ZIPライダース” 不朽の名作

こちらは[メゾンマルジェラ]の定番アイテムの一つで1999年から毎シーズンリリースされている通称“ハの字ライダース”。
人気の理由としては普遍的なデザインではないでしょうか。無駄をそぎ落としたデザインにフロントに大きなハの字のジップ。
いつの時代でも着用できる古臭くならないデザインと、育てながら何年も着られる一生もののライダースとして持っておいて損はしないアイテムです。
基本的には、フロントを開けて着用するのが推奨されているので、他のレザーブルゾン同様、肩幅で合わせていただくのがおすすめです。

年代によってジップが「RMSデカジップ」、「YKKジップ」、「ririジップ」と変化しており、素材も牛革、馬革、羊革、珍しい物ではムートンやワックスベイクド加工された物など様々。
シルエットも初期は丈が短く、アームや身幅が広いボックスシルエット、モード全盛期は少し着丈が長めにとられたタイトシルエットに変化。近年では羊革を使用し全体的にコンパクトですが、アームは長めで太めに設定されております。

やわらかい羊革を使用しているので着心地の良さも重視するなら近年のモデルがおすすめです。年代によってディテールが変化する“5ZIPライダース”。当社でも過去にリリースされているモデルも取り扱っておりますので、お気に入りの一着が見つかると思います。
“ドライバーズニット” 至高のニットウエア

[メゾンマルジェラ]の普遍的なアイテムといえば、こちらも欠かせないです。
ブランド設立から発表され続けている、幅広い年代にファンの多い“ドライバーズニット”。名前の通りトラック運転手が好んで着用していたニットがデザインソースです。
座ったときにもたつかないようにダブルジップを使用していたり、乗車時にドアハンドルに引っかからないようにポケットが無かったりと、元々ドライバーが着ていたというデザインソースが細部から感じ取れます。

シンプルなデザインのため、春と秋はアウターとして、冬にはコートのインナーとしての着用も可能です。
ダブルジップの開閉や襟を立てたり、折ったりと一着で数パターンの着用が可能な汎用性もあるアイテムです。
また2022年からは毛と綿の混紡素材に変更となっているので、チクチクした肌触りが苦手な方も着用しやすくなっております。スタイリングにも落とし込みやすくて、登板機会も圧倒的にNO.1です。
最後に

今回はブランド初期から継続されている普遍的なアイテムを紹介させていただきましたが、ジョン・ガリアーノに代わってからも“5AC”や“グラムスラム”のような新たなアイコニックアイテムが数多く生まれており、それらも新たな[メゾンマルジェラ]の魅力となっております。

また近年のアイテムはカレンダータグに①⑩とマークされており、ユニセックスとして展開されているアイテムも多いので、お気に入りの1着を見つけてみてはいかがでしょうか。