[RAGTAG ART PROJECT]<br/>花田優一

[RAGTAG ART PROJECT]
花田優一

FEATURE

2024.12.05

index

    今回の展示作品「Talk」について

    記事画像

    Talk
    2019年
    Acylic on canvas

     

    自分自身のキャリアの原点となった靴作りでは、予算、納期、発注者の思いなど、様々な制約の中での作業になるため自身の思いを表現する部分は決して多くありませんでした。

    絵画への取り組みはそのような環境の中で、あまり器用とは言えない自分が感じたある種のイガイガや窮屈さを昇華するために、描くという行為を表現手段として選び、スケッチブックに取り留めなく書き溜めるところから始まりました。

     

    アートフェアと銀座のギャラリーでの個展が決まり、自分のために描いていたものから他人に見てもらうことが前提となり、最初は戸惑いましたが、自分のできることは、紙がキャンバス作品に代わり制作の動機は変容しても思いを無骨にぶつけることだけだなと割り切りました。

     

    人の眼を意識して、きれいに整えたりすることなく、その時々の等身大の自分を描いた作品は、子供が書いた落書きのようにも見えるかもしれませんが、絵を見た人の感性により多種多様な感覚が絵と鑑賞者の間に生まれる可能性が内在すると考えています。

     

    花田優一 Profile

    1995年9月27日、東京生まれ。
    青山学院中等部卒業後、アメリカへ留学。
    その後イタリアで靴づくりを学び、帰国後は靴職人として活動。
    靴の受注会でそれまで書き溜めていた絵画作品を展示したところ、識者の目に留まり絵画の個展開催が決定する。
    2019年春に世界各国のギャラリーやアーティストが参加するART FAIR TOKYOでデビューすると、コレクター達の注目を集めた。

     

    展示場所

    花田優一「Talk」

     

    2024年12月~
    RAGTAG原宿店

     

     

    また、同時にRAGTAG新宿店では、三浦大地氏の作品を展示しています。お近くへお越しの際は、こちらもぜひご覧ください。

    「[RAGTAG ART PROJECT ] 三浦大地」の記事を読む

    RAGTAG ART PROJECTとは

    RAGTAG、rtでは「いいものをずっと。大切に。」という想いを社会に広めるため、さまざまなプロジェクトを行ってきました。
    それらのクリエイターによって創られた衣服はどれも、ただ 着ることが目的の“道具”としての服とは違う “アート” 作品。
    また、アート自体もクリエイターにとってはインスピレーションの源。
    ファッションとアートは、感情や思考を表現する点で密接な関係にありました。
    そこで今回は、ファッションに影響を与える “アート” の世界に注目。

     

    RAGTAG、rtの店内に作品を展示いたします。
    お買い物やお買い取りをしておしゃれを楽しむみなさまに、アートのある居心地の良い空間を。

     

     

    [RAGTAG ART PROJECT ]のほかの記事はこちら

    OTHER POST こちらの記事もおすすめです

    BACK TO LIST

    PICK UP BRAND このブランドの記事もおすすめです

    VIEW MORE

    RAGTAG Online オンラインショップでアイテムをチェック

    VIEW MORE